商品別手配

複数店舗の得意先に対して在庫を一括配分する手配のバリエーションです。

伝票手配の場合は、受注伝票単位で順次在庫を引き当てていきますので、優先度の高い受注については、先に手配シミュレーションを実行する必要があります。

商品手配では、一括手配を実行後欠品した商品に対して手配シミュレーションを行います。複数の顧客が同時に同じ商品の注文をしてくる場合に、在庫の按分が必要な場合に有効な手配です。

注文に対しての割当ルール

受注オーダーを伝票1件づつ面揃え出荷する業態もありますが、複数店舗を持つGMSやコンビニエンスストアをお得意先に持つ企業様の場合は、注文に対して合理的なルールに基づいて不足分の割当を行わなければなりません。
手配の方式は伝票型(面揃え)・商品型のどちらも選択が可能です。

商品別手配の引当方法

商品別に、複数の受注明細を表示して在庫を引当てます。受注明細の総要求量が利用可能在庫量よりも多い場合、「在庫が足りない」事態になりますので、在庫を均等に割り当てたり、受注量に比例して配分したり、といった時間のかかる在庫割当作業を、業態に合わせてスピーディに行うことがシステムで可能になります。

不足分対応を一括処理

割当不足が生じた時には、不足分を発注するほか、全て「代替品を利用」というケースもあります。生鮮食品など、翌日もまた注文が入るような業態では、自動的に「受注断念」と処理することもあります。