複数倉庫の在庫適正配分
こんなお悩みありませんか?
- 在庫の偏り・欠品が発生することがあり、横持移動や緊急輸送で余計なコストがかかる
- 輸送効率を考慮した調整に時間がかかる
- 調整業務は担当者の采配に依存してしまい、業務標準化がすすめられない
近年、全国各地の工場・配送センター・倉庫を結ぶ製品物流の重要性はいや増すばかりです。各地の出荷動向から、適正な量を判断し、輸送便や積載量を考慮して適切な量を送り込む必要があります。しかしながら、需要の変動や緊急輸送の手配など、時々刻々と変わる状況の中、各拠点で適正在庫を維持していくことには大変な手間がかかってしまいます。
問題解決へのヒント
1.各倉庫の正確な需要を把握する
各拠点へ在庫を送り込む際、各倉庫における現在の在庫量や、近日中の出荷動向を把握したうえで、どれだけの量を必要とするか見当をつける必要があります。実際の移送量は、輸送条件や積載量などの各種制約の下で必要量をベースに調整しましょう。
2.拠点配置/輸送便に応じた在庫割当
輸送先へ在庫を割り当てるには、輸送元/輸送先の各データを集約し、直送や予約分などで輸送元で取置くべき在庫を考慮し、各倉庫への輸送便を想定して輸送計画を立てる、といった一連の作業に多くの時間を必要とします。また、輸送元に十分な在庫がない場合には各部署との調整作業も必要となります。
そのため、情報の集約や十分量がある在庫の割り当てなどについてはできる限り効率的に行う必要があります。
3.輸送便・輸送効率を考慮した輸送まとめ
輸送先へ製品を割り当てる際、多くの場合輸送条件(1便当たりの積載量など)に応じて、輸送効率を上げるために割当を調整されていることと思われます。調整作業は一概に対応を定めることが難しく、多くの場合担当者の判断や、他の倉庫/商品の状況を判断して調整していることが多く、そのオペレーションのための環境づくりが必要となります。
解決のポイント
- 拠点別商品別に必要な数量に基づいて在庫を割り当てましょう
- 拠点構成や輸送便に従って、効率的に必要な数量を割り当てましょう
- 効率的に輸送便を満載にするための仕組みを整えましょう
- 通常の業務・異常発生時の対応方法を定め、業務標準化を進めましょう