社長メッセージ

世の中には、企業の数以上の情報システムが存在しますが、真の意味で「企業の業務オペレーションに本当に役立つシステム」の数は限られています。私たちはこの課題に応えるために、独自のサプライチェーンソリューションである「φ-Conductor Series」と「φ-Pilot Series」を誕生させ、発展させてきました。

これらのシステムは、単に記録や数値管理に焦点を当てる従来のERPなどとは異なり、企業の競争力の源泉であるビジネスオペレーションのレベルアップに注力しています。手作業中心の計画業務や複雑な販売物流業務など、長年システム化されていなかった領域をモデル化し、お客様の利益に直接的に貢献するシステムを提供することを目指しています。

お客様と協力しながら革新的な技術を取り入れ、お客様のニーズに応え、業務プロセスの最適化に取り組み、新たな価値創造を実現します。

2023年7月
代表取締役社長 殷 烽彦

 
 
 
 
 

VISION

未来に向けて、「事務処理・手作業から業務改革・価値創出へ。」

未来に向けて、企業として生き残るための必須条件として企業価値・評価の向上を狙いとしたSDGsやESGへの取り組みの重要性が増しているなど企業を取り巻くビジネス環境は大きく変わりつつあり、サプライチェーン・オペレーションの属人化している人間系業務スタイルからの脱却を加速していかなければなりません。

システム化による業務改革を実行することにより、複雑と思われていた業務を“誰にでも出来る体制”へと変えることが可能です。その結果としてもたらされるのは、企業様の利益に他なりません。

私たちは、計画系・実行系業務領域において「あるべき姿」の業務モデルをプロダクト開発し続け、独自のソリューションサービスを提供することで、お客様の業務改革を支援し価値創出し続けていきます。

 
 
 
 
 

CONCEPT

トリプルO (Organized&Optimized Operation)

当社の製品コンセプトは「トリプルO(オー)」です。これは、Organized(組織化)、Optimized(最適化)、そしてOperation(業務)を意味しています。
私たちは、このトリプルOを基盤に、サプライチェーン・オペレーションにおける課題解決のカギを洞察し、経営者視点から実務担当者まで俯瞰したプロダクトを提供しています。

Organizedでは関連組織間との業務連動化・情報共有化を実現し、Optimizedでは業務プロセスの最適化・標準化を図り、Operationでは判断業務の高度化・自動化/半自動化を実現することを目指しています。
私たちは、計画系・実行系の「あるべき姿」の業務モデルをプロダクト開発し続け、お客様の業務改革を支援し価値創出を実現していきます。
2022年には、導入社数が100社を超え、在庫適正化やコストダウン、売上拡大貢献、働き方改革といった具体的な価値創出の導入事例が公開されています。私たちは、今後もお客様の業務改革を支援し、トリプルオーのコンセプトに基づいたサービス提供に取り組んでいきます。

 
 

SUPPORT

私たちは、自社開発の専門アプリケーションであることの強みとして、お客様がビジネス上の目的を達成するために必要な専門アプリケーションを提供することに誇りを持っています。そのために、以下のような取り組みを行っています。

主な取り組み

  1. 完成されたパッケージをベースに、極めて具体的に要件定義致します。
    机上の空論や曖昧な要件定義ではなく、パッケージとして用意した業務モデルと実際を比較しながら要件定義を行う、独自の手法「モデル対比法」を推進しています。
    手戻りを防止し、高品質かつ短期間でのシステム稼働を実現します。
  2. 専門分野に特化し、業務知識豊富なSEがお客様のシステム構築をサポートします。
    製品知識は勿論のこと、様々な業界における在庫にまつわる業務の深い知識を持ったSEが皆さまのシステム構築の中心メンバーになります。複数人体制で臨み、個人的な主観に偏らず、お客様の投資対効果に見合う最適なご提案を致します。
  3. 導入効果検証までしっかりサポートします
    システム稼働後も、当社はお客様と共に課題解決に向けて取り組んでいきます。保守サポートの定例会を通じて、当初導入目的に対する効果の検証や、更なる課題への対応、解決へのご提案を継続的に行います。

 
 

PRODUCT

サプライチェーン・オペレーションの計画系と実行系、それぞれの領域で業務を支援する3つの改革軸“トリプルO(オー)”に基づいたプロダクトを開発・提供しています。

計画系の「φ-Pilot Series」では、予定在庫の変動に対応する需給調整業務を中心に、実務担当者に寄り添った機能を提供しています。具体的には、需給バランス異常のアラートや需給調整シミュレーション、そして実務感覚に沿ったGUIなどを実装し、ヒューマンエラーの防止に重点を置いています。

一方、実行系の「φ-Conductor Series」では、受注から出荷納品までの手配判断業務を中心に、在庫引当や代替手段の検討などの機能を提供しています。こちらも、実務感覚に沿ったGUIや手配指示などを実装し、ヒューマンエラーの防止に重点を置いています。

計画系
需要予測・生産計画支援(必要量計算)・発注・需給調整・移動指示・在庫監視・最適発注点

「需給調整・発注」を中心とした計画系業務の最適化
日々変化する需要に応じて、未来の在庫バランスを計算・可視化し、適正な補充計画、迅速な需給調整、複数在庫拠点への適切な在庫配分を支援するソリューションです。

特徴

計画から実行まで、需給の適正コントロールに必要な機能を網羅
予定在庫異常の発見・対策 を重視し、クイックレスポンスを実現
実装モデルとのFit&Gapでスピーディかつ確実に構築

実行系
受注・手配(在庫引当・納期回答・欠品対応・発注・移動・出荷指示)・物流業務支援(入荷・出荷・移動・在庫管理)・追跡照会

販売物流の司令塔、受注手配(Order Fulfillment)業務の自動化と判断支援
受注情報に基づいて、在庫引当・発注・移動指示・出荷指示といった納品までの最適プランを瞬時に導き出し、一括指示と進捗の可視化を通じて正確でスピーディな納品実行を支援するソリューションです。

特徴

経営者の視点で“合理的な販売物流業務のやり方”をモデル化
オペレーションを支援するグラフィカルなUI
ATP在庫計算(時間軸をもったダイナミックな在庫計算、賞味期限など属性別在庫引当)

これら、サプライチェーン・オペレーションにおける現場の実務そのものを可能な限り高度化・自動化/半自動化し、適切なタイミングで情報を提示・共有することにより迅速でベストな変化への対応を支援し、関連組織全体の業務遂行そのものの改革を推進します。
個別組織毎の業務最適化志向からサプライチェーン・オペレーションの全体最適化への業務改革を支援するソリューションです。