株式会社中島大祥堂様 需給調整業務の作業時間が年間570時間削減!~早期検知により欠品60%減・賞味期限ロス40%減を実現~

導入事例

「一番大切な人に食べてもらうお菓子づくり」
お菓子作りを通して社会に必要とされる企業を目指す、製造から販売までを手がけるお菓子メーカー株式会社中島大祥堂様のご活用事例です。

 出荷予測   需給調整   資材展開   スマート導入 

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ご導入前の課題

  • 20年近く人の経験と勘に頼る業務スタイルが続いており、作業時間もかなり掛かっていました。
  • 賞味期限切れロスと、その反動である欠品の両方が発生していました。
  • 工場や倉庫との調整に時間を取られ、本来の業務に集中できない状況でした。

対策と導入効果

  • EXCEL業務をφ-Pilotに置き換えたことで年間約570時間の削減に成功。作業時間に余裕が生まれ、他業務にも注力できるようになりました。
  • 在庫異常アラートによる事前察知が出来るようになり、賞味期限切れロスは例年の約40%、欠品率は前年比約60%削減できました。
  • リアルタイム情報共有で、工場の急な計画変更が約20%減少しました。


苦い経験を経て、諦めずに需給調整業務の改善を追求

―― φ-Pilot導入のきっかけは何だったのでしょうか?また、当時の課題はどういったことがあったのでしょうか?
 
今までは20年近く、人の経験と勘に頼ったEXCELでの需給調整業務を行っていましたが、近年の自社ブランド製品の拡大や売上増加により、従来の業務スタイルに限界を感じていました。中期計画である売上100億円達成を目指す上でも、業務改善の必要性を経営陣及び現場で強く意識するようになっていました。そんな中、当初は別のシステムの実証実験を行ったのですが、賞味期限別の在庫管理ができないなど、当社の求める業務運用には合わなかったため止む無く断念するという苦い経験もしました。一度失敗した経験から慎重に検討を重ね、最終的にφ-Pilotに辿り着き、これこそ求めていたシステムだと確信し導入を決めました。


(左から)奥:(経営管理本部)信定様、 (生産本部)磯崎様、
       (経営管理本部)新井様、 (生産本部)久呉様
     前: (生産本部)濵平様、山野様、桑島様

業務効率化と在庫適正化を同時に実現!


経営企画部 情報システム課 課長 信定様
 
 

――稼働から約1年が経過しましたが、導入の成果はありましたか?
 
φ-Pilotを導入したことで、まず業務が大幅に効率化されました。EXCELの更新作業に追われていた頃は本来の業務が圧迫され、繁忙期には夜遅くまで帰れない事もありましたし、また、他の人が使用中で作業が進まない等の問題がありましたが、システム連携によりデータ更新が自動化された事で作業負担が大幅に軽減されました。結果として、年間約570時間の業務時間を削減でき、本来注力すべき販売計画や生産調整などに余裕を持って取り組めるようになりました。

――570時間の削減効果は大きいですね。
それだけでもかなりの生産性向上効果だと思いますが、一方で在庫適正化の効果はどうでしたか?

 
そうですね。前年よりも売上や総受注件数が増えている中で、欠品率は年間で約60%削減され、また過剰在庫による出荷期限切れロスも約40%減少しました。これはφ-Pilotのアラート機能により未来在庫を事前に察知できるようになったからですが、想像以上の効果が出ている事に正直私たちも驚いています。おかげさまで今年の繁忙期は販売チャンスロスを防げました。膨大な製品点数や製造ロットが混在する中でも、φ-Pilotのアラート機能が目配りすべきポイントを教えてくれるため、無駄なく早めの対応が可能になっています。


    生産本部 ACセンター長 久呉様

――逆に、気付きが早くなったことによる生産調整が工場への負担にはなっていませんか?
 
確かに、事前に問題に気付くことで工場へのリクエストが増える懸念はありましたが、φ-Pilotを通じた情報共有で部門間の意思疎通が円滑になり、業務連携がスムーズに行えるようになりました。実際、工場への急な計画変更は約20%減少しており、むしろ負担は軽減されました。部門間での見える化が可能になった事で計画的な運用が実現できています。

社内での表彰の裏には”Pilot Ladies”の活躍あり!


        Pilot Ladiesの皆様(左から)
        生産本部 山野様、桑島様、濵平様
 

――ところで”Pilot Ladies”って何ですか!?
導入効果が認められ、社内で表彰されたと伺いましたが?

 
はい、そうなんです。毎年行われる社内表彰で、今回φ-Pilot活用チームが表彰されました。その中心メンバーである女性たちを、敬意を込めて“Pilot Ladies”と呼んでいます(笑)。製品開発や営業の表彰は多いですが、こうしたSCM業務での表彰は珍しく、成果が認められて本当に嬉しく思います。

――ありがとうございます。最後に今後の展望などございましたら教えて下さい。
 
はい。冒頭でもお伝えした通り、私たちは5年後に売上100億円を達成するという目標を掲げています。φ-Pilotは導入初年度で大きな成果を出しましたが、まだまだ活用の余地があると思っています。今後は習熟度をさらに高め、目標達成に繋げていきたいです。


 ご導入企業様プロフィール
会社名 株式会社中島大祥堂
本社所在地 大阪府八尾市
業種・取り扱い商品 和洋菓子・クッキー・クレープクッキー和洋半生菓子・カップデザート他の製造販売、及び店舗経営
従業員数 約200名(2024年10月現在)
URL https://www.nakajimataishodo.jp/

   (写真)ジュレパフェ

 

   (写真)中島大祥堂様 丹波本店

 

「一番大切な人に食べてもらうお菓子づくり」
私たちがつくるすべてのお菓子は
私たち自身が一番大切な人に食べてもらうつもりで
ひとつひとつのお菓子に心を込めておつくりしています。

事例のポイント

  • 作業時間の大幅削減
  • 欠品率の大幅減少
  • 出荷期限切れロスの大幅減少
  • 業務標準化
  • 部門間での情報共有・見える化

需給バランスの画面例

導入ソリューション

出荷予測、需給調整、賞味期限監視、資材展開

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協力企業情報

販売代理店

株式会社内田洋行ITソリューションズ

 

販売パートナー