丸善食品工業株式会社様　スマート導入で生産本部のDX推進を開始！～コロナ禍で変化した需要と供給のバランスをコントロール～

――2020年より前から需給調整の重要性に目を向けていた丸善食品工業。
コロナウィルスの世界的流行で一時は諦めかけたシステム導入による業務改革。しかし、コロナ禍を経た今だからこそ、業務効率化だけでなく、各部門との情報共有を含めた『生産本部DX推進』と銘打ちシステムを導入。
2023年10月から本格始動した取り組みの現在を取材した。

（左から）システム課 内沢様、生産計画課 松浦様、菅原様、今井様
※写真は2023年11月現在

―― φ-Pilotを導入しようと思ったきっかけを教えていただけますか？

 
2019年は内田洋行社のスーパーカクテル（生産・販売の基幹システム）を導入し、運用基盤の構築に成功していた時期で、更なる業務改善を目指している時にφ-Pilotを見つけ興味を持ちました。ここ数年で需給調整業務の重要性が高まっている事一方、ベテラン社員の裁量に頼っていたため業務負荷が高く、チェック精度が低くなっていた現状を脱却したいという思いもありました。ベテラン社員には営業、製造部門との調整業務にこそ時間を割き、業務品質を高めてほしいと考えています。また、スープ等の製造という事業特性上、必要な「材料」にも「製品」にもなる「半製品」への対応が出来る事も大きかったと思います。先行して基幹システムを導入した内田洋行社とフェアウェイソリューションズ社の協力関係や、システム間のデータ連携もスムーズだったため、業務面、システム面でも安心する事ができました。

　　　　システム課　課長　内沢様

　　　　生産計画課　課長　松浦様

―― 元々の業務はいろいろと複雑な姿になっていたようですが、思い切ってスマート導入を採用した理由を教えていただけますか？
 
『現行の業務形式にこだわっているだけでは業務改革にはならない』と考えています。導入事例の多いφｰPilotの標準機能にはそれなりの実績根拠があり、この際φｰPilotに合わせて業務を構築しても良いと判断したためです。導入効果についても社内の誰もが納得できるよう、フェアウェイソリューションズ社と綿密な打ち合わせを重ねた事により、スマート導入でも十分な効果が得られると確信しました。

―― 本番はこれからだと思いますが、現時点での状態は如何でしょうか？
 
現時点でもデータの一元化、業務標準化、他部門への情報共有については実現できており、業務効率化についてもエクセルで行っていた頃に比べて作業効率は格段に上がっていると思います。
また、従来あまり実施出来ていなかった在庫バランスのチェック作業についても、異常在庫のアラート機能によりリカバリーが可能になってきています。
これまで計画部門は他部門からの問合せをきっかけに対応するという後手からの対応となっていましたが、今回の仕組みを導入する事で先手先手で行動がとれるようになってきています。
出来る事が増えている現状から、今後はシステムをより習熟する事により効果を最大限発揮し、目指している作業時間の年間60%減を目指して活動していきたいと思います。

　　（左から）生産計画課　今井様、菅原様

―― 今後より効果を出すためのご活躍を期待しております。
ありがとうございました。

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―食べものは、みな「いのち」―　　　　　　　　　　　　　　
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