積水メディカル株式会社様 数字に基づく精密な需給計画へ進化!~φ-Pilotで実現する数字に裏打ちされた需給計画と部門連携の向上へ~

導入事例

「世界のひとびとのQOLを向上するために、科学の力で最適なソリューションを提供します」
体外診断用医薬品などを取り扱う、積水メディカル株式会社様のご活用事例です。

 出荷予測   需給調整 

ご導入前の課題

  • 複数のExcelや基幹システムからの情報収集・加工作業が主要業務でした
  • 少量多品種かつ点検商品もあるなか、情報収集に時間を費やして品切れなどの点検が不十分でした
  • 担当者任せの業務になっており、力量の差で品切れや減耗が発生していました
  • 情報を一元化し、部門間で同じ情報で会話できる仕組みが必要でした

対策と導入効果

  • Excel加工作業が無くなり需給業務に注力できるようになりました
  • 在庫や出荷の状況が分かりやすく表示され、素早い判断と細かい点検が可能になり、需給管理の品質が大幅に向上しました
  • φ-Pilotへ情報表示の統一により、担当者交代時でも一定レベルで業務が行えるようになりました
  • マーケティングや営業との調整が、具体的な数字に基づいて行えるようになり、業務効率が向上しました。
    これにより、新製品の調整や欠品対応がスムーズになりました


Excel管理の作業を減らし、本来やるべき業務に注力できる仕組みにしたかった

―― システム導入に至った背景を教えてください。
 
日々の需給業務はExcelで管理していましたが、業務を進めるにはまず必要な情報を基幹システムから収集する必要がありました。様々なExcelファイルや関連システムを使用しており、情報の収集と集約に非常に時間がかかっていました。そのため、日々の在庫点検が制限され、部門間の情報共有にも遅れが生じていました。まるで「Excelファイルを作ることが仕事」のような状況で、本来の業務に十分な時間を割けていませんでした。
そこで、社内改革の一環として需給業務の改善することになり、システムについて調べていたところ貴社のφ-Pilotの存在を知りました。求めていた改善点とφ-Pilotの特徴が合致していたこと、また貴社担当者の業務に対する理解度も十分なことからシステム導入を決断しました。


 生産統括部 つくば工場 SCMセンターの皆様 (左から)
 需給計画グループ 高橋様、受注貿易グループ 鈴木様、
 購買管理グループ 後藤様、需給計画グループ 朝倉様

―― 具体的にはどのような課題がありましたか?
 
例えば、品切れになりそうな商品を見つけた際、まずは在庫減少の原因究明のため複数のExcelファイルや基幹システムの確認が必須でした。自社製品の場合は製造・検査のタイミングも重要なため、追加で別資料のチェックも必要です。また、担当者ごとの業務スキルの差や、各担当者が異なる形式のExcelファイルを使用しており、担当商品の引き継ぎ業務も困難でした。品目数が多いため、いつか事故が起こるのではと心配していました。

情報の一元化で需給管理の品質が向上!φ-Pilotを中心に様々な部門が連携して業務遂行可能に!


 購買管理グループ 後藤様

―― システム導入によってどのような業務改善効果がありましたか?
 
必要な情報がφ-Pilotに集まってくるため、Excelファイルの加工や情報収集の作業時間が大幅に減りました。具体的には購買品では6割、自社製品ではほぼ全ての作業時間の削減を達成しました。その結果、これまで不十分だった品切れや減耗といった点検業務の品質が向上、さらに具体的な防止策を検討する余裕もできました。また、φ-Pilotは数字だけではなくグラフ表示もされるので、在庫の動向が短時間で把握できるようになりました。例えば、売れ始めの時期が年ごとに異なる商品を、出荷数の傾きから将来の動向を予測しやすくなりました。時間が無くて諦めていたことがシステム導入により実現でき、本当に助かっています。

――異動されてきた方もスムーズに利用できたそうですね
 
はい、φ-Pilot導入後に品切れ点検の担当者が一人異動したのですが、引き継ぎにも時間がかからず一定レベルですぐに利用できるようになりました。

――部門間との情報の共有については改善効果がありましたか?
 
マーケティング部門との情報共有がとてもスムーズになりました。新商品の立ち上げ時にはマーケティング部門との協力が重要で、失敗すると在庫不足や余剰在庫のリスクが生じますが、φ-Pilotの活用により在庫や販売見込みについて根拠に基づいた数字で情報共有が可能になり、計画が立てやすくなりました。また、φ-Pilotを確認すれば元の計画から現状がどうなのか把握できるため、各部門間での合意形成も速くなりました。当初は需給管理、購買、生産部門での利用を開始しましたが、今ではマーケティング部門の利用者も8名まで増加。導入目的は需給業務の改善でしたが、他の部署にも利用が広がり、φ-Pilotは計画系業務のプラットフォームとなりつつあります。


 需給計画グループ 高橋様

―― ありがとうございました。最後に今後の展望についてお聞かせください。
 
まずは貴社のサポート体制に感謝しています。課題への対応が迅速で、業務視点での回答をいただき大変助かりました。
お互いに協力し合えたことで期待以上の素晴らしいシステムが完成したと感じています。今後は、旧商品から新商品への切り替え時の情報表示の改善や、工場の生産計画、原料の購買計画などにφ-Pilotが大いに役立つと考えています。機能を強化し、活用範囲を拡げることで、業務効率を更に向上させていきたいです。


 ご導入企業様プロフィール
会社名 積水メディカル株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋
業種 体外診断用医薬品、プラスチック製真空採血管、各種分析装置の製造・販売
従業員数 約1,480名
URL https://www.sekisuimedical.jp/

事例のポイント

  • 需給調整業務のシステム化・作業効率向上
  • 月別・日別の未来在庫の見える化
  • 有効期限を考慮した在庫の欠品・過剰のアラート検知
  • 情報の一元化で他部門とのスムーズな連携

導入ソリューション

出荷予測・需給調整

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