株式会社たらみ様　事業拡大に向けて先手を打つ！需給調整システムで安定供給の基盤を改善！

ｰｰｰ 導入のきっかけを教えていただけますでしょうか。
 
以前は全社的にExcel管理に依存した業務を行っており、情報が各部署・担当の手元に散在している状態でした。そのため生産・物流の調整を行うにも必要な情報の集約が困難で、それぞれの部署で時間が非常に掛かっていました。また、気候変動や市場環境、CVSや量販における消費の変化など様々な変化に対応する中、管理できる情報の精度や量・スピードにも限界があり、Excelを駆使しても将来の在庫状況の予測が困難であったため、精度の高い計画立案や日々の調整に課題を感じていました。有難いことに事業も拡大傾向にあり、このままの運用体制を続けることは物理的に無理があることは見えていたため、需給調整業務のシステム化の検討を始めました。

物流部　歌野部長（左）　宮近シニアマネージャー様（右）
財務システム部　若杉様（中）

ｰｰｰ 弊社にお問合せを頂いたのがきっかけでしたね。セミナーにもご来訪頂きましたがいかがでしたでしょうか。
 
はい、2019年にシステム化の検討を開始しまして、その中の一つがφ-Pilotでした。他社の様々なシステムと比較検討しましたが、需給調整システムとして実績があり、業務を統合するイメージに一番近かったことから採用を決断しました。

ｰｰｰ キックオフからテスト運用まで約7ヶ月掛かりました。導入の進め方についてはいかがでしたでしょうか？
 
要件定義から導入支援までスムーズ且つ的確に課題を把握して、論理的に整理しつつ様々な解決策を迅速にご提案していただいたので助かりました。それでもやや遅延もありましたが、東芝デジタルエンジニアリング社とフェアウェイソリューションズ社の連携もしっかりしていましたので、安心して進行することができたと思います。
教育についてはコロナ禍ということもあり、実地トレーニングが出来なかったことが進行に影響したように思いますので、その点は残念でしたね。

　　　　生産計画G　吉谷マネージャー様

ｰｰｰ 進行については御社で全体を上手くコントロールされていたことが非常に大きかったように感じます。
 
横断的な情報交換・連携ができることが重要ですので、その点は常に重視しています。
ただ、システム化に期待する部分も大きいのですが、各自がシステムを通じて会社全体の取組に対して自身の事と捉えてしっかりと優先度を決めて対応するようにしていることが、そのように感じていただける理由かもしれませんね。

（東京本社）

物流部　山本シニアマネージャー様、石渡様（右より１・3番目）

営業企画部　新津シニアマネージャー様、山田様（右より２・4番目）

ｰｰｰ システム導入によってどのような業務改善効果がありましたか？
 
部署により様々ですが、入力作業は目に見えて減り、工数が6割以下に削減できました。
生産側では直近の営業情報を手入力してから生産計画を立てていた手間が無くなり、様々な変化に対し生産計画が立てやすくなりました。物流側でも移動計画や在庫調整・賞味期限の許容期限の管理がし易くなりましたし、非常に商品数が多い中で未来の過剰・欠品アラートがわかるようになり、メンバーが先々を意識した業務を行う『意識改革』に繋がることが大きいですね。
営業側ではデータ作成の負担が増えたのですが、在庫状況や出荷予実が確認しやすくなり、需要予測の向上・改善に繋がっています。全体として想定した効果がしっかりと得られて、より安定的な商品供給ができるようになりました。

ｰｰｰ ありがとうございました。最後に今回のプロジェクトを終えての感想やご要望等ありましたらお聞かせ下さい。
 
システム化によって業務スピードや精度は格段に向上し、物流・生産拠点の拡大など事業の拡大にも上手く対応できました。ですが余剰在庫への取り組みや、更なる作業負担削減、予測精度の向上など、引き続き改善していく課題があります。今後も提案含めてのご支援を期待しています。

　　（写真）取扱い商品例

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