F型安全在庫量

目的/用途

  • 出荷予測/出荷実績のギャップによる欠品・過剰などの在庫異常を回避する“安全在庫量”を求めます。
  • 非現実的な数学的モデルではなく実際的に求めます。
  • 定期運用で最新の安全在庫量へ更新することで、適正な在庫水準での運用を支援します。

ポイント

  • 厳密には、当社方式の発注計算における安全在庫量ですが、一般的な“安全在庫量”としても利用可能です。
  • この安全在庫量は、受注(出荷)の予測と実績との統計的差異を補正しています。
    (入荷予定と実績の差異、発注ミス等は考慮されていません)
  • 例えば、正規分布型受注と機会損失率から統計的に安全在庫量を求める方法に比べて、一概には優劣を論じることはできませんが、より実際的と考えます(White Paperをご参照下さい)。また、平均出荷量/日のN日分という方法に対しても、商品毎のNを問うことになります。

機能概要

  • 前月受注(出荷)が、現在の在庫状態で発生すると仮定して、当社方式の出荷予測/発注計算ロジックを用いて発注入荷のシミュレーションを行います。
  • シミュレーションの在庫推移で欠品が発生した場合、欠品ゼロになるように現在の安全在庫量を増加させ、欠品が発生しなければ、安全在庫量を減少させます。これを繰り返し、在庫異常を回避する適切な新安全在庫量を算出します。
  • 間欠受注品は注意マークを表示し、手動点検を促します。
  • 出荷、入荷、在庫の実績・予測データを都度参照し、計算値を手動での修正をすることができます。
  • 倉庫毎、商品グループ別に計算可能です。

製品情報

■ 必要データ
  • 倉庫別商品別日別の受注(出荷)・入荷実績および現在庫
■ 初期設定
  • 商品ジャンルまたは、仕入れ先・担当等に応じた、商品グループの設定
  • 商品別に発注計算パラメータ(発注点検間隔・発注入荷リードタイム・発注単位 等)を設定
    (シミュレーションのための条件)
■ 関連Pilot
  • 発注計算・・・理論的に最小の在庫となるよう発注する、予測対応型の独自方式による発注量計算

稼働環境

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