
■従来のSCPとの違い―販売部門のリアルな需要計画
従来のSCP(サプライチェーン・プランニング)は、生産計画を中心に据えてチェーン全体の需要と供給の最適化計画を一気通貫で行うツールでした。
もちろん生産効率性を踏まえたプランニングは必要ですが、製造部門・販売部門・取引先など、関係先が多くなるにつれ、その利点の反面、柔軟性は失われてゆき、現場で発生する想定外のトラブルの度に再計算すると間に合わないため、結果、現実と乖離が起こってしまう、というデメリットも指摘されています。 このようなお悩みを持つ企業様にとっては、生産スケジュール見直しのシステム化ではなく、営業・販売部門側の需要情報―“今、何が本当に必要なのか?”を、生産の制約条件に関わらずに正確、迅速に取得出来る仕組みこそが必要なのではないでしょうか。 ConductorのPSIモデルは、販売物流に特化した需要計画で、「いつまでに、何が、いくつ必要か」という販売側のリアルな情報をいつでも、高速にシミュレーションすることができます。 日々の受注・出荷に応じて変化する各拠点の在庫を全て照合し、複数階層にわたるワールドワイドな物流拠点間の移動時間や、受注や受注予定、在庫移動予定も加味して、瞬時に、全販売物流拠点の需要を計算します。
また全体のリスケジューリングに時間がかかるために、生産サイクルも長期に固定されてしまい、急ぎのオーダーに対して融通を効かすことが出来ないなど、この市場変化の激しい時代に逆行していることも少なくありません。
生産スケジュールには直接影響を与えないため、現場の負荷なくいつでも計算が可能です。生産計画の立案に、また生産調整のための情報として、多様な生産計画システムとともにご利用いただくことができ、
既にSCPを導入されている企業様でも、事業部単位での適用など、実際的にお役に立つソリューションです。
■需給バランスの可視化―供給計画
生産計画は需要計画を参考に立案されますが、設備や材料などの諸事情により、通常、両者の内容は異なることになります。
供給シミュレーションでは、立案した生産計画を実行に移す前に、または大きな計画変更がある都度、立案(変更)した計画の妥当性と影響を検証することが可能です。供給(製造仕上がり)の予定を最新の需要情報に対して割当てた結果、物流拠点で将来の在庫異常(過剰・欠品など)発生の可能性があればアラートでお知らせし、影響を受注オーダーまで特定して可視化し、対策を支援します。
■デリバリーコントロール(実行系)
需要・供給計画でのプランニング後、実際の製品の流通は「チェーン手配モデル」が実現します。先端営業拠点での受注オーダーへの在庫引当・出荷指示を自動化し、納品リードタイム短縮・業務生産性向上に貢献します。販売物流の総合的な強化にご活用いただけます。